「・・・・信じる?」 ふいに耳元でふっと呆れたような笑声。 真珠は上体を持ち上げた。 両手で俺の頬を包み、揺れる俺の瞳を捕えて、言った。 「信じるも信じないもないわ。ワンコがなにもしていないのは純然たる事実。その事実が全てでしょう?」 真珠、俺のコト信じてるの? 揺るぎない応えにほっとするのと同時に胸がきゅんと締め付けられた。 ヤバイ・・・嫉妬されるより 何倍もウレシイ。