『でも、自分の願う夢の中にいるんだもの、ある意味幸せかしら・・・ふふふ。』




いやいや、笑いごっちゃねーからっ!

早く起こして!!





『あ~・・・でも、私魔女だもの。

もうちょっと待ってなさいな。

今、適当な王子様見繕って連れてきてあげるから』




・・・・・えぇっ!?



いや、ちょっと待って!


俺、アナタでイイです。

てか寧ろアナタがイイんだけど!?


つか、俺、どこの馬の骨とも分からねぇ王子にキスされるとか
マジ勘弁なんっすけど!?









クルリと踵を返した魔女に慌てて手を伸ばした。


ちょ・・・待ってってば―――




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