笑顔一つで何もかんもチャラなんて、俺、安っい。


でもそれもしかたねーか。

だって相手は真珠だもんなー。






俺、無条件、絶対服従。












道端でげこげこウルサイ蛙の鳴き声にふと思う。



カエルな俺と、カエル貴虎・・・げこげこ。


それを見下ろす妖艶な魔女は言ったんだ





『この中で本物の王子様は一人ダケ。

・・・・さて、私のキスで王子様に戻るのはどのカエルチャンでしょぉーか?』








「なぁ。貴虎にキスなんかしてねーよな?」


「ふふ・・・するワケナイでしょ?ヘンなワンコね。」





ならイイケド・・・。