俺は改めて訪ねた。
「オマエが美代真珠と知ってもう一度聞く。オマエを襲ったヤツ等を知ってるか?」
美代は一度押し黙り、
徐に囀った。
「雇われのプロのヤンキー集団。」
「・・・なんだそれ。」
「さぁ?言葉にするとそんなカンジなんですもの。私の知ってるのはこれだけよ。」
まるで助けてもらった代償分、とでも言うように。
これ以上シツコク聞いてもコイツはきっと何も教えてはくれねーな。
諦めかけた時、ガレージの入り口の方が騒がしくなった。
「迎えが来たようね。」
木崎貴虎 side end◀◀◀◀◀
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