『ザンネンだわ。警告したはずよ。』 給食の時間。 給食当番だった美代は俺に注いだシチューを渡しながら静かにそう笑ったんだ。 あの警告以降も度々上條のコトはイジメてたし、それについて美代が何かしてくるコトもなくて、単なるハッタリと思って、いつしかすっかり忘れていた。 どうせこれも単なるハッタリだろ?と気にも留めなかった。 だが、後悔するのはそんな遅くなかった。 イタダキマスの合唱もそこそこにシチューを喰い始めた俺。 ん。何だコレ?アスパラ? 薄緑の・・・でもなんだこの凸。