生徒指導室は一階で窓の外にカエルがいるらしく
さっきからげこげこげこげこ・・・。
ホシ先輩が呆れたように苦笑する。
「あんまし束縛してっと別れてくれって言われちゃうかもよ~。」
「ふぁ~?・・・別れるとかアリエネェっしょ。だって付き合ってるわけじゃ―――」
ホシ先輩に眠気の声音でボケボケ返して
「――――はぁああああ!?」
目が覚めた。
俺の素っ頓狂な声にみんなもビクツク。
「な、何ダヨいきなり・・・」
「俺・・・真珠に付き合ってくれって言ったことねーし言われたコトねぇ・・・」
「「は?」」
「ええっ!?ねぇっ、俺、コレ、真珠と付き合ってンの!?」
衝撃の事実発覚!
縋りついて応えを求める俺に、みんなそよ風のように視線を反らした。
・・・や、そこ無視しないで・・・。


