「こんなトコロで・・・躾の悪いワンコね。」 俺を指一本で制して、悪戯っぽく笑う真珠。 ・・・じゃあ、どこならいいんデスかぁ~・・・? 非難っぽく見詰めてみても、『オアズケ』の姿勢は崩れることなく ・・・はぁ。 コレが惚れた弱味ってヤツか? 待つと言った手前、煩悩はとりあえず仕舞い、パーカーを促した。 「とにかぁーく、今すぐ戻して!ホラ、今すぐ!!」 「はいはい。分かったわよ。」