「もーっ!なんでそんなカッコしてんだよーっ!?」




コテージ裏のヤシの木林に下ろした真珠に厳めしい顔で詰め寄る。


比較的人どおりが少ないのはさっきバイトしてるときに確認済み。





「だってあの場面で登場スルならジミより小奇麗な方がハクがつくじゃない。」



「そんな対抗心は今すぐ廃棄処分するっ!!」



「でもワンコだってブスを連れてるよりカワイイ子の方が優越感でしょう?」


「俺はそんな優越感いらねぇーの!!寧ろ、真珠の水着姿晒す方がヤだわっ!!」


「ふふ・・・ヤキモチワンコ。」


「そーですけどナニカ!?」





相変わらずけろっとしている真珠に、俺はジタバタと胸の内を訴える。