敵の野郎共は肩を落として大人しく回れ右。
「え?ちょ、何?何なのアンタ達ッ!」
一緒にいたケバギャル達が慌てて呼びとめたが、止まる者は誰ひとりいなかった。
「ほーほっほっほ!当然!」
「レベルが違うわよッ。レベルがねッ!」
ウチのギャル子先輩達がふんぞり返って高笑いを響かせる。
さすが、あの学校にいるだけあって、負けてねーよ。
「実はね、昼間のやり取り聞いてさ、アイツ等ぎゃふんと言わせてやりたくてぇ~。」
「魔女子がねー、ぱぱぱっとやっったのさ~♪」
「「「魔法を使うとは・・・・さすが魔女子、恐るべし!」」」
野郎一同素直に驚いた。
「てか、その真珠は~?」
「もうすぐ来るんじゃない?本置きに行ったわよ。」
「俺迎えにいってくーる♪」
俺はみんなと別れて、建物の方へ向かった。


