俺達の無言をどうとらえたのか、途端にドヤ顔のアホヤンキー達。
そこへ―――
「おっつ~♪陽太くーん!光星く~ん」
テンション高い声を上げてギャル子先輩達がヨー先輩とホシ先輩に飛びついた。
その後を照れくさそうに現れた繭良ちゃんはツキの横でニコッとはにかむような笑顔。
バカヤンキー達、バカ面・・・。
ヨー先輩がコソッとギャル子先輩に耳打ちする。
「てか、それ、どーした?」
「んふ♪高級リゾート仕様~♪」
俺達もちょっと驚いた。
メイクとか髪型とか、ゴージャスだけど朝見たギャル仕様じゃない。
過度な装飾はハズして、大人セレブ路線。
くまどりみたいなアイライン無いと、ギャル子先輩こんな顔だったんかぁ・・・
意外とマトモに美人デス。
繭良ちゃんは逆にちょこっとメイクして、
いつもはストンと下ろしたボブの髪をゆるふわに巻いていて
らぶりー小悪魔仕様。


