初、教師陣を憂う



日々起こる騒動で休む暇もなかったり、初めての学校で失敗したり。

佐倉は手伝ってもくれなかったし、理事長は時々教師や生徒を送ってくるだけ。

開校当初はそれこそ寝ていなかった。
寝ている暇など無かった。
大好きだった散歩も昼寝もすることが出来なかった。
でも、だからこそ。
とても楽しかったのだ。
そしてそれはいつまでも続いている。
今でもこれからだって。
楽しいに違いない。

……のだけれど。

「……はあ」

気が重い。