――バタンッ ドアが閉まる。 すると、 ――ギュッ 後ろから抱き締められた。 「やっと会えた」 1カ月ぶりのこの匂いに安心する。 隼斗がここにいる…。 それだけで凄く嬉しかった。 「とりあえず部屋行くか。 上がってて」 「うん!」 階段を上り、左に曲がる。 久しぶりの隼斗の部屋は、相変わらず綺麗だった。