目が離せない。 涙が零れそう。 やっと、会えたのに――。 話したい。 抱き着きたい。 …なのに。 車の窓と自動ドアの先の彼は、あまりにも遠くて。 胸がギューッと締めつけられた。 やがて、隼斗は口を開いた。 そして口パクで、 “す” そう、言った。