「お疲れさまでした~」 楽屋で着替えを済ませ、夏子さんと並んでスタジオから出た。 ――ザーッ 外は雨が降ってた。 まるで、あたしの心を表してるようで…。 「ちょっと車回してくるから、待っててね」 「はい…」 夏子さんの言葉に返事して、ボーっと雨を眺めてた。 その時だった。 ――キッ あたしの立っていた場所から3メートルほど離れた所に、車が止まった。