「3、2、…」 今日もドラマの撮影。 スタッフさんの声の後に一拍置き、あたしは喋り始めた。 「あたし、そろそろ帰るね」 そう言って立ち上がる。 そんな和紗の腕を、 ――グイッ 龍渡が引っ張った。 「龍渡?」 首を傾げ、彼を見つめる。 すると、唇を重ねられた。