お父さんが何か言ってるけど、無視してテレビに目を向ける。 スーツ着てれば、社長としての佇まいはカッコいいのになぁ。 どこか残念なんだよなぁ、この人は。 「・・・・・・満奈」 「なーに」 「頑張ってくるんだよ」 「まだ1ヶ月半あるよ」 真剣な声で、そう言って。 あたしの頭に手を乗せた。 「そうだな」 お前は俺の自慢の娘だ、なんて恥ずかしいこと言ってきたから。 とりあえずテレビに集中するフリをした。