その言葉を聞いて、隠しておいたものを2人の前に差し出した。 「見に、来て」 それは、ライブのチケット。 「アイドルやりたいってわがまま言って、ずっと支えてくれたのはお父さんとお母さんだから。 だから、2人に来て欲しい」 本当は、仁菜にも見て欲しかったな。 お父さんが笑った。 お母さんも笑った。 「もちろん、見に行くよ」 10代最後、精一杯輝くあたしを、見てて。