その日の夜。 湊から電話が来た。 『隼斗に勝った』 もしもしすら言わないって何だよ。 いきなり鼻で笑われ、さすがにカチンときた。 「言ってろ。 俺はこんなところで終わるようなタマじゃねぇからな」 『うわー強気』 せいぜい今のうちに生意気言ってろ。 電話を切る。 ムカついた、はずなのに。 なぜかやる気が出てきた。