「まさか、お前が俺より先にプロポーズしていたなんて知らなかったよ」 「聞いてたのかよ」 この落ち着いたDNAはどこから来たのやら。 兄貴はフッと笑った。 「満奈ちゃんは可愛いしな。 目離すと大変だろ?」 嫌味にしか聞こえない。 「まぁ…な」 「さらに今は別居中だしな。 変な狼がついてるかもよ?」 「兄貴っ!!」 からかわれている事は分かってる。 でも、大声を出さずにはいられない。 言われなくても…そんな事は考えてた。