再び画面が切り替わる。

『流川さん! 破局というのは!?』
『今度こそ本当なんですか!?』

報道陣に囲まれた、俺。

今度こそとか余計だっつーの。

先程の満奈の時のように守られながら歩く俺。

だけど、ひとつだけ違ったのは。



『彼女とは別れました』

車に乗り込む寸前、そう言ったことだけ。