ニヤッと笑ったエレナちゃんはあたしの耳に口を寄せ、 「隼斗くんのことはいいの?」 と、挑発するような声色で言ってきた。 「今回の対決の本当のメインは彼の奪い合いですよ? 今の言い方だと彼を捨ててファンを取るみたいな言い方でしたけど」 「満奈ちゃん準備をお願いします!!」 スタッフさんに呼ばれてあたしは立ち上がった。 「……悪いけど」