「満奈ちゃんもなにか一言!!」 今度はあたしに、すべての視線が向けられた。 ……寸前で堪え、顔をしっかりとあげる。 作り笑いなんかじゃない、自然な笑顔で。 「悔しいですけどエレナちゃんのダンスはあたしも見とれてました。 エレナちゃんおめでとう!!」 最後にあたしに票を入れてくれた人達への感謝の言葉を述べ、深くお辞儀した。 勝ち誇った表情であたしを見るエレナちゃんの視線を、背中で感じた。