夏子さんは大きなため息をひとつついた。 「......仕方ないわ。 満奈、ケータイはロックかけてるよね?」 「......はい」 「じゃあまずいいわ。 とりあえず乗って、入り時間早くなったの」 「わかりました」 返事をしてから、着替えを済ませる。 荷物を取り車に乗り込んだ。 「落とした記憶は?」 聞きながら夏子さんが車を走らせた。