(side隼斗)

「......と言うわけで、黄桜エレナちゃんと対決することになりました」

電話越しの彼女の声は、少し疲れていた。

「そっか。 頑張れよ」
「うん。 ホントは、こんなことしたくないんだけどね」

あー、会いたい。

二人共もう家にいるんだけど、時間が遅いから電話で我慢している。

声聞くだけでも、すげぇ癒される。