「夏子さん」
「ん?」
「あたし、この勝負受けます」

手紙をぐしゃっと握りしめ、そう宣言した。

仕事は仕事、プライベートはプライベート。

だけど今回は、今回だけは。

影で、プライベートの戦いもさせてください。

冗談だろうが本気だろうが、隼斗は誰にも渡したくないから。