「我慢するな」

頭を撫でながら言った。

満奈の寂しさ全部、受け止めてやるから。

だから…、

「メールも電話も、したい時にしろ」

待っててな。

「うん…」

満奈は背伸びして、

――チュッ

俺の唇にキスをした。

華奢な身体を抱き締めて思う。

俺が守りたい。

満奈の今も、未来も。

身体も、心も、全てを。