「久しぶりだな、満奈」 彼は、あの時の事はなかったかのようにあたしに話しかける。 身体の震えが止まらない。 少しずつ、少しずつ、あたしに近づく蓮也くん。 「やめろ兄貴!」 あたしの前に、玲央が立った。 「何でだよ。 幼なじみだからいいじゃねえか。 なぁ、満奈」 「満奈に話しかけんな」 香水臭い蓮也くん。 その匂いがあの日を…鮮明に思い出させる。