「お嬢の教室に行ったら、
咲希さんが一時間目から
いないって聞いたっす!」
「で、いつも屋上で
寝ているからさ。」
「しかも蓮華もいないし、
だったら一緒だ!
って僕たち思ったんだぁ〜」
あぁ、なるほど。
もう確定してたから、
3人の腕の中にはたくさんの
パンとかジュースとかあるのか…
というか、そんなに
食べるのか……?
「まぁっ!!お嬢に蓮華も
一緒に食いましょうよ!」
哲平は自分の隣の手で
ポンポンとたたく。
蓮華はあたしの隣から
立ち上がる。
「お〜、なんのパンある?」
哲平たちのほうへ行く。
あたしも腰を上げて、
哲平たちのほうではなく
屋上のドアへ向かう。