「…ん?朝比奈…?」 あたしが笑って体が動いてしまったせいか蓮華が目を覚ましてしまった。 「あぁ悪い、起こしてしまったな。」 「いや、いいよ。 けっこう寝れたし。」 蓮華はあたしの隣を退いて、 う――んと言いながら 背伸びをしている。 蓮華の綺麗なクリーム色の髪が太陽に当てられてキラキラ輝いている。 「…………きれい」 心の中で思っていたことが 声に出てしまった。