暗いくらい……
ここはどこ………?
「助けてっ!!」
大声で必死に逃げながら
叫んでいる小さな
赤い瞳をした女の子がいる。
………あれ?
あれは………
「きゃっ!!」
女の子はこけてしまった。
助けにいかないと!!
走ろうとしたその時……
ガッ!!
後ろから誰かに腕を
掴まれて動けない……っ!
「離せっ!!あたしは
あの子をっ!!」
助けるんだ!と言う前に……
目の前が見えなくなって……
「無駄だ……ククッ…」
「!?」
耳元で聞いたことのある声と笑い声がした。
「気づいてんだろ…?
あの子が誰なのかも……」
聞きたくない声……
あたしの全身から
冷や汗が出てくる……
「ククッ……声も出ねぇか。
もう一度しっかりお前自身の目で見ろ!!」
その瞬間……――
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
女の子の悲鳴が聞こえ、
あたしの瞳には女の子が
右目をおえてる手から
流れ出す血と痛そうな顔が見えた……
「………いやぁぁ!!」
あれは……
あの女の子は……――
昔のあたし。

