いじわる彼氏


-「ん……」

あれから1時間、私はメールの返事を返すことなく

眠りについていた。

携帯を見ると、メールが3件。

名前は全て悠だった。

『おーい美紀??』

『無視か~?』

『寝る、また明日な☆』

 ………

 明日、か。

 明日悠に会うんだ。

 何か気まずい……

 ああ…駄目、眠い。

私はそのまま深い眠りについた。

-…か、……!み…か!!美佳!!

「ふへっ」

目を開けると、そこには怒ったお母さんの顔。

「美佳!!今何時だと思ってるの!!起きなさい!!」

時計を見た、7時49分。

 ………や、

 ヤバイィィィィ!!!!!!!!!!!

私は支度をすませて走って家を出た。