すると、また最悪な事に、その動画を美月に送りつけていたのだ。
「なんで浮気なんてしたの!?」
んなのしたくなかったよ。
でも、初めに手を出したのは俺だから。
そう思うと何も言えなかった。
だから嘘をついた。
“足りなかった”って。
でもこれからは絶対に美月だけだよって言おうとした矢先に、美月に“別れよう”と言われた。
「もうあたし限界だよ。」
「これからは絶対に大事にする!美月以外の女とはもう会わないから!アドレスも全部消すよ。美月が望む事なんでもする!だから別れようなんて言うなよ・・・。」
俺はぎゅっと美月を抱きしめた。
「美月、美月が好きだよ・・・。」
俺は優しく美月の頭を撫でる。
ちゅっと耳にキスを落とすと、ピクンと美月が反応する。
可愛い。
美月が好きだ。
「か、考えさせて・・・ッ///」
そう言ってぱっと俺から身体を離して2階に上がって行った。
「はぁ・・・。」
俺はため息をついてずるずると座り込んだ。
「俺、何してんだろ・・・。」
こんなにも美月が好きなのに。
恋がうまくいかない。

