3日後
「何よこれ・・・。」
あたしのケータイに、知らないアドレスから動画が送られてきた。
この間の浮気相手と聖也の“エッチの真っ最中動画”だった。
『あ、あ、あぁ・・・ッ!聖也ぁッ!はぁんッ』
『ん・・・ッ!里美(さとみ)ッ!』
動画が撮影された日付は昨日の夜。
昨日の夜と言えば、聖也が急に友達の家に泊まるって言い出して・・・。
「そういうこと・・・。」
あたしはケータイをソファに放り投げて自分の部屋のベッドに寝転がった。
浮気された。
“また”浮気された。
ついこの前浮気相手とは終わったと思ってたのに。
まだ続いてたんだ。
「・・・最悪。」
その時、玄関の開く音がした。
そして、昨日の夜に里美とやらと愛し合っていた聖也が帰ってきた。
「美月~、ただいまぁ。」
あたしは階段を滑り降りてリビングに向かうと、動画を用意して聖也を待った。
リビングのドアがカチャッと開いて、聖也が入ってきた。
そしていつも通りあたしの隣に座った。
「友達とのお泊まり会、楽しかった?」
「あぁ、楽しかったよ。」
嘘つき。
昨日、女の人の所にいたくせに。
「そう。良かったね。」
「うん。」
あたしはもう限界。
こんな動画を送りつけられて。
「ねぇ、聖也?」
どうしてあたしだけを見てくれないの?
「今朝、変な動画が送られてきたの。」
どうしてあたしだけを愛してくれないの?
「これなんだけど・・・。」
どうして・・・?

