霊感少女

「今思ったんだけど、おまえ何であのナイフ止められたんだ?」

「よく、わかんないけど

鉄が傷つきそうで助けたいって思ったら

視界がいきなりスローモウションになって

それでいきなり鉄がナイフの前に手出してきたから

その手引っ張って

自分に引き寄せて

ナイフとったってわけ」



「ハァ?まさか・・・。おまえ」

「何?」

「マジデかぁ!!」

「何???!!」

「何でもないよ」

「絶対何か隠してる」

「明日俺ちょっと出かけてくる」

「何で?」

「そんな悲しい顔すんなって

別に消えるわけじゃねぇ―よ

ちょっとだけはなれるだけじゃねぇーか

明日は

魅都姫様と龍神邪炎様に会ってくんだよ」

「みーちゃんとりゅーに?」

「おまえ、そんな名前で呼んでんのか?」

「うん?」

「おまえにびっくりさせられることがいっぱいある(笑)」

「あっ!!なんだよ。

今鉄笑ったでしょう?」

「///笑ってねぇ―よ」

「絶対笑った!!だって顔が赤くなってるもん

かわぁいい♡」

「おまえ、馬鹿にしてんのか?

男にかわいいとか言うな!!」

「鉄怒ってる顔よりも、笑った顔の方がいいよ

絶対モテるでしょ?」

「/////うっせぇーな!モテてもな

好きな女を落とせなかったら

モテてもしょうがねぇーんだよ」