霊感少女

お父さんの最後はちょうど始業式の日だった





その前はずっと春休みで、



部活も休んで病院にお見舞いに行った




明け方5時ぐらいから容体が急変し、



7時ぐらいにお母さんに電話が病院から



かかってきた



「お母さん急いでください。早く」




私たちは急いで病院へ向かった




私たちが来て1時間半も頑張ってくれた




最後のお父さんを見たときは何も言えなかった




ただただ、息絶えたお父さんの手をそのぬくもりを感じて涙を流していた