「何時に帰りましたか?」 「昼だったと思うけど…」 急いで教室から出た。後ろでは、 「待てよ!!」 と大山が言っていた。聞こえてはいたけど止まらなかった。なぜなら、 結衣が心配だったからだ。 あの結衣がリスカをするはずないって考えたからだ。あんなのでたらめだ。 って心からそう願いたいのだ。 大山の嘘に違いない。 でも、現実は大山が言っていたことが正しかったんだ。