「確かにそうだね。君の彼は冷たいし自分優先だもんね。」
奏多のことをズバズバ当てる。
しかも全部悪いところを…。
「なんで奏多の悪いところばかりなの?」
「じゃあ君はいいところを言えるのかい?」
1年くらいいるんだから…
「言えるよ!!」
カナタはにやりと笑って、
「3つ言ってみてくれる?言えたらこの暗い場所から移動できるよ?」
「1つは…」
言おうとしたら、
「嘘はだめだからね。着いた時点でこれより暗い部屋に案内するから」
気を取り直して…
「1つは優しいところで、2つ目は友達想いなところで3つ目は…」
どうしよう…3つ目が出てこない…。
たくさんいいところあると思ってたんだけどな…。
「もう1つは?」
