「君はなんでここにいるかわかるかい?」
男の子は険しい顔をしながら聞いてきた。
「私がリスカしたから?」
「確かにそうだ。じゃあ質問を変えよう。この空間がどこだかわかるかい?」
「え?」
そういえばここはどこなんだろう。
私が難しい顔をしているのがわかると、
「教えてあげる。ここは天国と地獄の間にある空間。そして君は死んだんだよ?」
そう言われた。
「私…死んだんだ…」
あんなに死にたかったのに今となっては後悔だらけだ。
もっと奏多と話せばよかったのかな?
「君は後悔してるね?」
ズバリあてられた。
「なんでわかるの?」
「僕は何でも知ってるよ?今までのこともね?」
この男の子は一体何者なんだろう…
