「・・・なんてなッ!!」

「も、もうっ。
 からかわないでよ!!」

「ハハハッ。
 お前、昔から反応いいよなー。」



奏多はいたずらっぽく
笑った。
その笑顔は、
小さい頃から変わっていない。



でも私は気づいていなかった。


この笑顔の裏にある、

奏多のキモチに。