ってね。
自由奔放で呑気な
お母さんがそんなこと言うなんて
ありえないんだけど。


真美はお母さんの性格を
熟知してないから
助かった。



「ねぇねぇ、
 このあと美織ん家
 行ってもいい?」

「えっ、いやだ。」

「なんでーっ。
 だって最近遊びに行ってないじゃんっ。」

「それは・・・。」



家に桜木がいるから、
なんて死んでも言えない。