「怒られないと思うっ。
 ってか私も混ぜて、
 とか言いそう。」

「あ、奈美子さん言いそう。」

「桜木っ。」

「ん?」




立ち止まって
振り向く桜木の隣に追いついた。



「早く買って帰ってさ、
 花火しようねっ。」

「えっ・・・おうっ。」





これが恋だったら


どうしよう。



だって桜木は学校の王子で
女子嫌いで、


私ん家の居候なのに・・・。