「あッ、二人参加すんの?
 はいじゃあココに
 名前書いてー。」


紙を差し出され、
言われるがままに名前を書いた。


真美が名前を書いていると・・・



「一ノ瀬、参加すんだ?」

「・・・え?」


真美の横には・・・桜木が立っていた。


桜木が真美に話しかけた瞬間、
教室中の女子が一斉に
二人を見た。



「う、うん!
 桜木君も参加するの?」

「まあ。」


会話のやり取りを聞いて、
クラスの女子はガッツポーズ。

きっと桜木が来るということに
喜んだんだろう。