下駄箱にはまだ 数人の生徒が見られた。 ・・・ふう、。 私はそっと胸を撫で下ろした。 やっぱり私の判断は正解だった。 その数人の中には女の子もいた。 もしあのまま 桜木と学校に入って この子に見られていたら・・・ 噂なんてあっという間に 流れるんだろうな。 そして私は邪魔者扱い。 あー、怖い怖いッ。 少し寒気がして、 両手で腕を摩りながら 私は教室に向かった。