櫻井さんが
手にしていたのは、
始業式の朝、
私の机に入れられていた
桜木の写真だった。
「ど、どうして
櫻井さんがそれを…?」
「私が撮ったんじゃないよ?
友達が撮ったの。
まあ、それから私が
色々調べて桜木君と佐々木さんが
同居してるって分かった
わけだけど。」
櫻井さんは
表情一つ変えずに、
淡々と言った。
「いやがらせ、も?」
「そうだよ。」
「…なんでそこまで。
同居は確かにしてる。
でもそれには深い理由が…っ!?」
私がいい終わるより早く、
櫻井さんは私の髪の毛を
ぐいっと引っ張った。

