「…なんかよく
分からないけど。
何かあったらすぐ私に
言うんだよ?」


真美は私に耳打ちした。


「うん、ありがとうねっ。」


その言葉だけで
十分だよ。


キーンコーンカーンコーン♪



チャイムが鳴った。

ただの1時間目が
始まる合図。