「ねぇ、美織…。」


真美は心配そうに
私の顔を覗き込んだ。


真美には….
心配かけたくない。


「うわっ、やっちゃった。
変に疑われてなかったら
いいけどなぁ〜っ。」


できるだけ、
明るい調子で言った。

今の状況は回避
できなさそうだけど、
せめてこの写真…
桜木との同居が誰かに
ばれてるかもしれない、
ということだけは
真美に知られちゃいけない。


あと、桜木にも。


迷惑かけたくない。