すると…


「…遅っ。」


眉間にしわをよせて、
少し鬱陶しそうに私を見る
桜木と、鏡ごしに目が合う。



「だって仕方ないじゃん!
昨日遅くまで、
宿題してたんだからさっ。」

「宿題してたってゆーより、
俺の写してただけだけどな。」

「うっ…。」