「美織ー、 いつまで寝てんのー!? いいかげん起きなさーいっ。」 1階からお母さんの声が 聞こえる。 毎朝のように言う、 お母さんのこの言葉は 正直鬱陶しいけど 時計の目覚ましアラームなんかより すぐに起きることができる。 ・・・ダラしないな、私。 私はグッと背伸びを すると、 とぼとぼと廊下を歩いていった。 「ん~目ぇ開かない~ッ。 まだ眠いし~・・・」 私があくびをしようとした そのとき、。