「と、いうわけです…。」 私は説明の後に そう締めくくると、 目の前にあったアイスココアを 一気に飲んだ。 最初注文した時より 氷が溶けて、 少し水っぽかった。 「なるほどね~…。」 真美は腕を組みながら 何か考えているのか、 眉間にしわをよせた。 「ようするに、 美織は桜木君に 惚れられてるわけだっ‼」