「桜木っ!?何して・・・」 「あ、ごめん。 少し本気だったかも。」 奏多の頭を殴った 右手を、 プラプラ揺らす桜木。 呼吸が少し荒く、 肩を上下させている。 ・・・桜木、 走ってきてくれたの? 「お前っ、マジ許さねー!!」 バッと立ち上がり、 奏多は桜木を睨んだ。